御来店頂いてるお客様は、お店の家具や小物などを見て
わかると思いますが古い物が好きなんです。
過ぎてきた年月や使われた事による傷など
新しい物には決して出せない風合い。
それに、惹かれるんです。
そんな中、お店の控え室を整理していたら大量の鍵が出てきました。
以前、代官山にあったアンティークショップが閉店する時に
購入したものなどで、
友人などにあげたり、お店の壁に飾ったりしてますがまだこんなにも。
茶色くんたちは、イギリス生まれ。
銀色くんたちは日本生まれで、ここの鍵。
↓
控え室の扉。
この扉は、以前住んでいた家の近所の昭和初期に建築された家のものなのですが、
ある時、前を通ったらガレージセールと書いてありました。
中へ入らせて頂いて、ご主人からいろいろ話を聞くと
以前はお父様が住んでいたけど、立て壊してマンションにする予定らしく
でも、まだ使えるものがいろいろあるので、勿体無いので欲しいという方に
冷蔵庫・洗濯機・テレビ・家具・食器などなどを
格安(ほとんどのものが100円でした)で
譲りたいとの事。
そして「ほとんど売れて、もう何も残ってないけど・・」と。
しかーし!!!
僕はそういうものより、建物自体に興味心身。ワクワク!
さすがに家を買うわけにはいかないので、
目は、建具・電気器具・フック・もろもろ・・・に。
ご主人に「ドア下さい」だの、「電気下さい」だの言っていたら
「お宅は何かの業者さん?」とまで言われる始末。
「いえいえ。自分は美容師で、将来お店を持ったときに使いたいので」と。
シノビリカOPENの5年ほど前のことです。
実は、結構ドア持ち!?でして
旧代官山同潤会アパート(現・代官山アドレス)のドアも2枚ほどあったり
このお宅からも3枚ほど頂きました。
両方とも今から80年ほど前のドアなんですよ。
やはり年月で歪みがかなりありましたが、うまくお店に生かす事が出来たので
とてもうれしくおもっています。
鍵の話に戻りますが、これって?大丈夫?と思うものがひとつ。
通常の鍵の部分と比べると全く意味無し状態のただの棒。
「昔は平和だったんだよね・・・」と言いたくなる形状です。
今回はここまで。
エピソード2へつづきます。