九州・福岡県の言葉(方言)といえば、みなさん
まず最初に思いつかれるのは博多弁だと思いますが、
朝倉市というところは筑後弁というのを使う人が多いです。
地元の人たちは『ちっご弁』と発音します。
簡単な特徴としては、まず早口。
語尾には『~たい』とか『~かぁ』、『~ばい』などがつきます。
博多弁でもつきますが。
例えば、
「遊びに行ったんだぁ」⇒『遊びに行ったったい』
「遊びに行きたいなぁ」⇒『遊びに行きたかぁ』
「遊びに行って来たよ」⇒『遊びに行って来たばい』など。
イントネーションやアクセントなどの説明は難しいのでやめておきます。
そこで比較的わかりやすい例を。
これは耳にした事あるかも!?
『あげん・こげん・どげん・そげん』⇒
「あんな・こんな・どんな・そんな」ですね。
そこでちょっとヒネリ系を。
『でけん』は?
『できん』とも言うかも・・。
「出禁」ではなく、『出来ん』です。「出来ない」ですね。
それでは『ひげん』は???
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正解は「駄目」です。
この域に来ると、かなり解り難くなります。
次は標準語で存在するけど、意味が全く異なる言葉。
まず『えらい』。
東京では「偉い」。筑後弁では『とても』。
「とても疲れた」を『えらい疲れた』という風に使います。
『かたる』。
普通は「語る」ですが、『参加する』。
「チームに参加させて!」を『チームにかたらせて』!
『くらす』。
これは「暮らす」ではなく『殴る』の意味。
喧嘩の時に相手に向かって『くらすぞ~!』なんて使いますが
『暮らすぞ~』だと、「・・・???」になってしまいます。
そして『すいか』
「西瓜?」
いえ『酸いか』です⇒「すっぱい」です。
ただ、アクセントなどで標準語の意と筑後弁の意を使い分けます。
上京後、美容師の仕事で気を付けた言葉が「掃く」。
これが向こうでは『掃わく』と言いまして、
「はく」⇒『吐く』なんです。
そして『なおす』。
仕事中、先輩に使わないものを『これ、なおしていいですか?』
先輩は「何か壊れた?」
そうなんです。
片付ける事を『なおす』と言うし、修理する事も『なおす』。
ややこしいです。
言葉って難しい・・・。
なんだか長くなってしまったので、続きはまたの機会に。